スイス、暗号通貨取引監視強化へ[FATFガイドライン対応]

記事のポイント
スイス、暗号通貨規制強化
資金洗浄対策監視強化
11万円以上の取引に対して報告義務
スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は暗号通貨に関する資金洗浄を防止するための新たな規定を提案した。FATFによる暗号通貨ガイドラインの発表からEUを中心に各国で暗号通貨取引に関しても、これまでの金融機関に課してきた水準の監視体制構築に動いている。
スイス、暗号通貨取引監視強化へ
2月7日、スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は暗号通貨に関する資金洗浄を防止するための新たな規定を提案した。これは2020年1月1日施行の金融サービス法(FinSA)、金融サービス条例(FinSO)に伴い提案されたものであり、同提案が採択された場合には同国での暗号通貨取引に関してより厳格な監視体制が築かれることとなる。
これまで同国では、暗号通貨取引所(暗号通貨サービスプラットフォーム)で5000スイス・フラン(CHF)以上の取引があった場合、業者に取引の報告義務が発生していたが...
つづきを読む