NEMがProof-of-Importanceコンセンサスを選択した理由

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NEM財団の東南アジア代表のスティーブン・チア氏は、NEMが(PoI) Proof-of-Importanceを採用した理由について説明しました。NEMのプラットフォームはProof-of-Importanceによる合意形成メカニズムを使用しています。PoIはネットワーク上の仮説を利用して、ネットワークへの関与の度合いを設定する仕組みです。PoIはシステムを使って、デジタルアセットがあるアカウントに存在する期間を計算し、毎日そのデジタル通貨のうち10%を「既得バランス」として可算します。最終的に、既得分のコインを長期間持っているほど、そのユーザーのPoIスコアも高くなります。この計算を行うにあたって、ユーザーは最低でも、ハーベスティングを行うために必要な10,000の既得コイン(XEM)をウォレットに保有している必要があります。ユーザーが既得コインの最低限の前提条件を満たした場合に、そのユーザーはローカルハーベスティングか委託ハーベスティングのどちらかを選ぶことができます。ハーベスティングは、トランザクションの許可だけでなく、インターネット上のネットワークを維持するという面でも非常に重要です。それはマイニングと同じような仕組みで、誰が次のブロックをハーベスティングするのかを決定する際に重要な役割を果たします。また、ユーザーのプライベートキーを明かすリスクなしに、アカウントに資金をプールする際にも重要となります。NEMがPoWではなくPoIを選択した理由について、スティーブン氏は、NEMの創立チーム(注:NEM財団ではありません)は業界で起こっている出来事を目の当たりにしながら、独自のメカニズムを考案することを決意したのだ、と説明しました。例えば、あるケースではProof-of-Work(PoW)が採用されていますが、その仕組みでは、より強力なコンピューティングパワー...



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