半導体、マイニング需要の影響

もともと値動きの激しい業界である、半導体製造業では暗号通貨の「マイニング」が新たな値動きの材料として加わったために、その動きはさらに激しいものとなっている。4月下旬に世界から見ても大手の台湾積体電路製造(TSMC)がこのマイニングの需要の変化で2018年の売り上げ予想を従来の10~15%から10%にまで引き下げたほど、暗号通貨業界の影響を受けている。
マイニングの需要も一定ではない。マイニングは採掘の報酬としてマイニングを行った通貨を受け取るが、暗号通貨市場が低迷していれば受け取る報酬よりも、マイニングのための費用がかさむ。つまり、マイニングの需要も暗号通貨市場と連動している。ビットメインのようなASIC市場を独占している企業ならまだ余裕を持てるかもしれないが、その他の半導体関連業はこのマイニング需要を見極め、新たな需要を慎重にあつかっていく必要がありそうだ。
TSMCの記事→https://coinsforest.com/p/9185/
◆ BITPOINT(ビットポイ...
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