富士通、電力取引システム開発[安定した取引可能に]

記事のポイント
富士通、ブロックチェーンを活用した電力取引システム開発
家庭の余剰電力を需要家間で効率よく融通することが可能に
盛んになる電力取引への取り組み
富士通株式会社・株式会社富士通研究所はブロックチェーンを活用した電力需要家間で不足・余剰電力の取引を実現するシステムを開発したことを発表した。富士通ではこのシステムを実環境での検証を進め、2019年度以降での実用化を目指していくとしている。
富士通、電力取引システムの構築
1月30日、富士通株式会社・株式会社富士通研究所はブロックチェーンを活用した電力需要家間で不足・余剰電力の取引を実現するシステムを開発したことを発表した。これは再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)が終了し始めることを踏まえ、自家発電を行っている各家庭の電力を効率よく取引できるようにするためのものである。実際に中部電力・関西電力など大手電力会社らもこれらの取り組みを行っている。
富士通では今回、この電力取引で、電力会社と需要家...
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