エチオピア、農業にブロックチェーン技術活用

エチオピア政府は暗号通貨のスタートアップ企業カルダノとの覚書(MOU)を締結した。
覚書は各当事者が行動の意図を明示するために使われ、拘束力のある義務が生じるわけではない。この覚書ではエチオピアの開発者は農業にブロックチェーン技術を活用する「アグリテック」を推進し、同社はそのブロックチェーン技術を活用するためのアグリテックプラットフォーム開発を行う考えが明らかとなった。アグリテックとはフィンテックと同じ造語で農業(Agriculture)と技術(Technology)を組み合わせたものだ。
食品生産・加工・流通・販売と食品供給では様々な業者が介入しているため、どこでどのように自分の元へ届いたのか流通経路が不透明で食品詐欺などの問題や、農家から安く買い取って消費者へ高く売りつける仕組みなどが横行している。そういった現状をブロックチェーン技術の活用でどういった段階を踏んで自分の元に届くのか、取引は適正なのかを透明化し、判断することを可能にする。
カカオやコーヒーを育てている農...
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